自信のつけ方

マインド

NHKスペシャル 新型コロナウイルス瀬戸際の攻防~感染拡大阻止最前線からの報告」を見た。

感染症の専門家で作られた、厚生労働省の「クラスター対策班」への密着取材で、「3つの密」や「バー、ナイトクラブの自粛」などの提言に至る過程などが取材されている。
この方たちの尽力には頭が下がるほかない。

政府や都道府県に提言するだけでは正確な情報が伝わらないと自らtwitter(@ClusterJapan)で発信もされているので、ぜひ見ていただきたい。

この番組を見ていて感じたのが、「この人たちはどうしてこんな何万人もの人の命に関わる判断を自信をもってできるんだろうか?」である。
自信の無いチキンな私としては、ただただすごいとしか言えないのだが、人を羨んでばかりでは先に進めないので、自分に何が足りないのかを考えてみた。

感情による動機付け

ここに出てきた北海道大学社会医学分野教授の西浦博さんは、「あなたの判断であなたの国の10万人の生き死にが決まる。その覚悟があるか」と海外の仲間から忠告されたということである。
この人たちの使命感、熱意はハンパない。こんな使命感があれば、少々ネガティブな出来事や反応があっても前に進んでいけるのではないだろうか。

まあ、私にはこんな大きな使命感は持てないのだが、その使命感というのは、理屈ではなく心の奥底から湧いてくる感情なのではないかと考えると、使命感というほど重いものではなく、感情が動くものがあればいいのではないか。
「これ、おもしろそー!」と好奇心だったり、「あいつには負けたくねー!」とちょっと前向きな負の感情だったり。ネガティブな感情は人への攻撃に繋がるのでダメだけど。

感情を動かそう(うーん、これは難しいかも。。。)

成功の理論づけ

自己啓発本なんかには「自信をつけるには、小さな成功体験を積み重ねなさい」と書かれているのをよく見かけます。
一応、私も人生を振り返ると小さな成功は積み重ねてきているような気がするのだが、一向に自信がついている気配がない。。。

クラスター対策班の人たちは、いままでの感染拡大阻止の経験の中で、ただ阻止できたからOKではなくて、今後の感染対策のために、なぜこのような感染拡大が起きたのか?なぜ今回うまく阻止できたのか?などを分析しているのではないかと推測する。
成功を理論的に分析していて、おそらく同じ感染症が発生したら効率的に阻止できるマニュアル等が準備されているのではないだろうか。
今回のウィルスは新型なので、誰も対処方法を知らなく今までのマニュアルでは通用しないけれども、今までのさまざまな理論に裏打ちされた対処方法の積み重ねが、新たな対処方法のアイデアを生み出す。

自分の成功体験を考えると、成功を理論的に分析する行為が無かった。なんとなくできたからOKとなっていて、再現性があるかどうか分からない状態である。
もう一度、自分が同じことをできるかが分からない状態では、その体験が自信には繋がらない。小さな成功体験なら改めて分析しなくても、「あっ、これなら自分でもできる!」と思えるから自信に繋がるのでしょう。

成功体験を分析して再現可能にしよう。

全然関係ない話し。。。

クラスター対策班のマスク装着率の低さが気になった。装着率10%ぐらいじゃないでしょうか。
感染症対策にマスクは効果無いのかな?

この番組の中でカップラーメンをすする姿やカップラーメンが山積みにされたテーブルなどが映されていた。
カップラーメンというのは、今でもこういう極限状態を表現するアイテムなんだなぁと感じた。

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