見たいようにしか見えない

マインド

人は物事を、自分が考えている通りに見てしまいます。

例えば、

政府が布マスクを2枚配布すると話題です。

「2枚ぐらいでなんの役に立つのか!」「4人家族だと足りんわ!」「税金の無駄遣い!」など批判の声が多いです。
マスコミの報道の仕方の影響もあるのかもしれません。

布マスク2枚を全世帯に配布

これは、なかなかネタにしやすいキーワードですので。。。

政府を批判的な目で見ている人にとって、その政策にどういう意図があるのかを考えないで、自分の意見に合うように解釈してしまいます。
このキーワードは「ほら、やっぱり無能だ」と自分の意見を補強する好材料となるでしょう。

ただ、政府の真意を知ると、思いつきとなどではなく、それなりに検討されているものだとわかります。

私が理解した政府の真意は
・政府としては使い捨てマスクの増産を支援し今後供給が増える
・今は医療機関に優先的に供給したい
・布マスクでも感染の主原因とされる飛沫を抑えられる
・一般の人たちは、増産の効果が出るまでは布マスクで凌いでもらいたい
・確保できる布マスクの数と配布効率を鑑みると一住所2枚が妥当
です。

まぁ、真意を理解しても、なんだかもやっとする政策ではあるのですが、今は効果がありそうなことはスピード優先で何でもやってみるというのは賛成です。

さて、ソフトウェア開発で考えてみましょう。

自分がコーディングしたコードをテストをする場合、不具合は無い、無いと思いながらテストをしていると、不具合を見逃してしまったりします。
不具合起きないでーという意識が、無意識に見たいように見てしまいます。
そして、後で不具合が発覚して、「えー、なんでだろう、ちゃんと試験したのになぁ。。。」ということになっていしまいます。

何かの情報を受けて自分が何かを考えた場合、「見たいよう見ていないか?」というのは問い直したいですね。

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