ドキュメントは自己防衛

マインド

NHKスペシャル「未解決事件File.08 JFK暗殺」を見ました。

1963年11月22日、第35代アメリカ大統領・ジョン・F・ケネディが何者かに狙撃され、暗殺された事件の真相について検証した番組です。
事件直後にリー・ハーヴェイ・オズワルドが逮捕されましたが、彼も暗殺されてしまいました。
事件の報告書ではオズワルドの単独犯として処理されていますが、ほとんどの人は信じていません。
60年近く前で、私の生まれる前の事件ですが、推理小説、スパイ小説的で興味のある事件です。

まぁ、この手の番組にありがちな、こんな事実が浮かび上がってきました!。。。でも真相は闇のまま。と、結論はないのですが。

この番組では機密文書や非公開ファイルを入手して分析して検証しています。文書が手がかりになっています。
事件から60年近くたったことで、当時の関係者で亡くなっている方もいるでしょうし、記憶もあいまいになっているでしょう。
情報というのは文書化しておかないと時間とともに薄れていきます。

ソフトウェア開発においても同様です。

おそらく、自分の書いたコードでも、半年も前に書いたコードを見たら、こんなコード書いたっけ?状態ではないでしょうか?

自分のコードでそうなのですから、他人の書いたコードなんて、コードの内容や処理は理解できても、そのコードを書いた意図は分からない場合があります。
意図が分からないので、修正していいのか、他の処理で代用できるので削除していいのかなどの判断が難しかったりします。

JFK事件のように意図的に隠蔽されてたりすることはないでしょうが。。。無いと信じたい。

アジャイル開発が一般的になってきて、無駄なドキュメントは書かないという風潮もありますが、あくまで無駄なドキュメントを書かないというだけで、一切ドキュメントを作成しないということでは無いと思っています。

スプリント開始時に、そのスプリントで何を作成するかを決めますが、何をもってスプリントが完成したとするかは最初に決めるはずです。
そこに意図が分かるものを入れて欲しいです。
WordやExcelなんてものでは無くてもよくて、チケットのコメントでも良いのです。
そして、それがトレースできるようにして欲しいです。

プロジェクト途中で人が入れ替わることはよくあります。初期メンバーが終盤では、ほとんど残ってなかったなんてこともあります。

上級者のコードは、コードを読めば、なぜそのコードにしたのかの意図が読めたりしますが、そんな人ばかりではないので(私を含めてそんな人じゃ無い人の方が多い。。。)、やはり意図が分かるものを残しておくことが自己防衛になると思っています。

1ヶ月前のあなたは他人です。

JFKの話に戻りますが、まだ非公開の機密資料があって、トランプ大統領が公開すると名言していましたが、撤回されてしまいました。
国家安全保障上の懸念があることが理由らしいです。
もし、その機密資料に「これを公開したら、あなたもJFKのようになりますよ」って書かれていたら、あなたが大統領ならどうしますか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました